会長挨拶

第25回日本新生児看護学会学術集会 会長
長内 佐斗子(日本赤十字社医療センター)

ご挨拶

第25回日本新生児看護学会学術集会を東北地方で初めてとなる岩手県盛岡市において開催させていただきます。

新生児集中治療室(NICU)に出生直後から入院が必要になった子どもを日頃ケアする中で感じることは、病気と闘う姿と成長発達するそだつ力です。その子どもが家族の一員になる姿から、その現場で働く私たちもそだち・そだてられると実感しています。日頃の感じていることをメインテーマとして『そだち・そだてる環境をHug(はぐ)!くむ』を掲げさせていただきました。

また、この日本新生児看護学会学術集会も25回を迎えることができます。新生児看護の現場はいかに生存させるかから子どもとその家族を尊重したケアに重点が置かれるようになりました。

出生直後から入院が必要になった子どもとその家族の看護に興味関心をお持ちの多くの皆様が、ご発表や意見交換の場としてご活用されることで有意義な学術集会になることを祈念しつつ、一人でも多くの皆様がご参加することを心よりお待ちしています。

開催地である岩手は、震災の地でもあります。被災された皆様が、平穏な生活の中で、幸せを感じることのできるような復興が一日もはやくもたらされることを願います。